ベランダに出る
今日の空は、雲混じりだ。
冷たい空気から逃れるように火を点ける

ほんの少し前から、一丁前に紫煙をふかすようになった
何かから逃れるため
気持ちを落ち着かせるため
誰かを想う、相棒としてかもしれない

夜は、心細くなる
会えない人に会いたくなる
いつか、必ず。そう思うが
そもそも生きる場所が違うのだ。
ほんの束の間の時間
夢の時間を過ごすために頑張りたいと思う。
どんな景色を見ているのだろうか
何を思っているのだろうか
知りたい事は山のようにある。

愛しているよ、心から。

2016年2月1日

無防備

16時前
ロングスリーパーも吃驚なほど長く眠って、活動開始した今日。
トイレにて被害にあった
無防備な尻が
とてつもなく冷たい椅子の上に。
まさか、カバーがされていないとは。。
常にあるものの大切さ、それがいつしか無くなる可能性もある事を
起き抜けに学んだ。

夜、入浴。
蓋をギリギリまで閉めて、体ごと保温する。
濡れた体に、ぼさぼさだが濡れてしっとりとする髪
夕方にトイレでふと思い浮かび、忘れていた
無防備という言葉を思い出した。
いま、この状況も
とんでもなく無防備だよなあと考えながら
この感じが、好きだと感じた。
誰に見せるわけでもない姿
唯一、クリアになれる時間なのかもしれない
だからこそ、ふと思い出せるものもあるのだ。

2016年1月31日

わたしは、父が好きだ。
短気でよく大きい声を出すし
連絡無精だけど(お前もな)
だけどわたしは、父が好きだ。

わたしと父は、わたしが4歳の夏から
共に暮らすということをしていない。

会うのは学校行事、誕生日、クリスマス等々
所謂、”子育てのいいとこ取り”状態だった父。
子供の頃は父に会えるのが楽しみで、嬉しくて
その時間はわたしにとって、日々父親と母親の役割をせねばと気張っている口うるさい母を唯一意識の上で横に置いておける夢の時間だった。
そして母親の元で幼少期、成熟期を過ごしたゆえに、俗に言う”父親嫌悪期”を経験した事がない。
『お父さん、キモい、近寄りたくない、寄らないで。』
『何でお父さんの物と一緒に洗濯するの!』
よく、分からない。
23歳になろうとする今でも、理想の男性は父なのだ。
立派すぎる、ファザコン。もうそれでいい。

父の好きな所は
話を聞いて肯定してくれるところ
ダメな部分はうまく諭しつつ、最終的には応援、褒めてくれるところ、それから、よく笑う。
寡黙だけれど、喜怒哀楽がコロコロ変わるように思う。
わたしはさすがだなあ
いいね、わたし!そういう所、いいよ
わたしはすごいなあ!

わたしにとっては何てことないことでも
すぐにポジティブに変換して
それを伝えてくれる。
きっと、日々近くにいればそうではないのかも知れない。
いや、父の妻に対する態度を見ていても、元々の性格なんだろう。
その言葉に、その笑顔に
わたしはすごく救われている。
まだまだ、娘でいさせてください。
2016年1月30日